木彫フォークアートおおやとは?

フォークアートのフォークは「人びと」の意で、フォークソング(民謡)とかフォークロウ(民俗学)とかいったように用いられる。したがってフォークアートは人びとの生活に密着し、その喜怒哀楽を表現する芸術である。とくにわが国は木の文化を特質とするから木彫が発達した。その「木彫フォークアート」が二十年を経て、今やわが国の多くの美術コンクールなかで、最もユニークな美術展として定着し、過去の入賞作品を展示する館もつくられた。但馬の一隅に蒔かれた一粒の種が芽生え、生長して巨木となりつつある。
(第1回~22回審査委員長・木村重信)