
木彫フォークアートおおや
第1回 銀賞
佐藤敏明
(埼玉県)
作品説明
僕の子供の頃の思い出には、いつも野原、森、川がある。高い空がある。その中でみんなたっぷりとした子供だけの世界を持ち、大人になる事ができた。当然と思っていた事が大分以前より子供の周りから消えていっている様だ。昔、子供だった僕は、今の子等が、自然の中でゆったりと自由に遊ぶこともなく、大人にならされていくのかと思うと、申し訳なく悲しい。どんな世にあっても子等よ、健やかとに、子供と甲虫が戯れる形にした。
僕の子供の頃の思い出には、いつも野原、森、川がある。高い空がある。その中でみんなたっぷりとした子供だけの世界を持ち、大人になる事ができた。当然と思っていた事が大分以前より子供の周りから消えていっている様だ。昔、子供だった僕は、今の子等が、自然の中でゆったりと自由に遊ぶこともなく、大人にならされていくのかと思うと、申し訳なく悲しい。どんな世にあっても子等よ、健やかとに、子供と甲虫が戯れる形にした。
(平成6年/1994年)